雨の三鈷峰~砂すべり
天気予報がはずれ…というか、台風の影響で刻々と予報もずれていきますね。
曇り~小雨とビジュアル的には残念な山登りでした。
駐車場も空いてる印象。気温は14℃、結局この日はこれが最高気温でした。
こちらのルートに向かう人はここらあたりでは神社で一組追い越したのみ。静かな山歩き。
下宝珠へ。枯れ沢のような石ころだらけの道。
ゆみさんの調子が出ない。少し息苦しいようで、20分ほど休んで様子をみる。
まだじゅうぶん引き返せるところなので、ゆっくり下宝珠越へ向かうことにする。
傾斜が出てきたあたり、少しよくなったがまだわからないので、休み休み登って行く。
しばらく行くと単独の方2名、さらに下のほうでグループの声が聞こえてきた。
ゆみさん、行けるわあ、と言うので出発する。
単独の方について行く。というか煽ってるわけではないだろうが、猛追?
どうやら調子が出てきたようでひと安心。
ここはずり落ちそうな足場を枝を掴みながら登る急斜面。がんばって登ってるんですが、なんだか怪しい。
道っぽくないなぁなんて思ってたのですが、もう行列の中なのでそのまま行く。
尾根筋へ出てしばらく行くと、下宝珠越。右下には正規ルートがやっぱりありました。
ヒーヒー言いつつ登ってきたので、みなさん苦笑い。
ヤマレコの方によれば、途中で右に折れてるところがあったようです。
宝珠尾根を歩きます。
ガスがすごい。視界は数十メートル。晴れの前兆だろと信じて歩く。
ロープ場が何度も出てくる。
ロープはなくても全然いけるが、ないと少し不安。
上宝珠手前くらい。
ほらなー、晴れたよ。
一瞬だけでした。
迫力の北壁がすぐそこなのに残念です。
上宝珠あたりからは雨が降りだしました。
もう少しだからと雨具は着用せず。どっちみち汗かいて濡れてる。
勝間ケルン付近、風が出てくる。
どうしようか迷ったが、そのままユートピア小屋へ急ぐことにしました。
分岐到着、稜線は帽子が飛びそう。時折強い風が音をたてる。
もう言葉通り、避難小屋へ避難した。
あとから来た人を入れて小屋の中に13~14人。
ちょっと冷えた。
食事しながら天候回復を待つけど、気配なし。
このまま降りるという人も何人か。
雨風弱ければ三鈷峰までは行っとこうか。
ほんとは景色見ながら象ヶ鼻、1636Pから山を眺めたかった。
カッパを着て三鈷峰へ向かう。
絶景なはずだけどなんも見えないねえ。
ガスで下が見えない。これはこれで怖そうだ。
三鈷への道で3組とすれちがった。
天気こんなだけど結構行く人がいてほっとしました。
が、山頂は誰もいなかった。
風と雨であまり居心地よろしくない…。
やばそうなところを覗き込んで満足。
うん、今日は晴れない。降りよう。
と、決めたら早い。タッタッと降りて行く。
人も少ないので砂すべりへ行ってみる。
沢へ降りるところが難所といわれ、見た目怖い場所。15mほどの壁を下降する。
けど、怖いのはそれじゃなく、
急斜面にのぞく根雪の穴。
あんなとこ気づかず踏み抜いたらどうなるん?という怖さでした。
下はこんなふう。
ほとんどガレで、小石の海を小石とともに滑落するように降りて行きました。
後ろから5人グループが来たので、石が落ちてくる前に退避しなきゃ。
こけると下から雪が出てくる。いやなかんじです。ゆみさんはここは雰囲気が好きじゃないと言ってました。
こんな段差が出てきたらもう上からの落石は大丈夫。
大屏風岩を過ぎてひと安心。
堰堤群を越えて元谷を通過。
無事下山です。
雨は雨でいいけど、晴れを期待してただけにちょっと残念な山行。
これもいい経験でした。
ヤマレコ
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