大山大ノ沢
正面大山を見るとひときわ目立つ大きく抉れた沢が大ノ沢です。
今回はここを下りてみます。
快晴の午後、青空はさらに深く濃い青色でした。
左岸稜、草もそろそろ顔を出し始める。
少し遅い時間なので、BCでここを降りる人はもういないらしい。
というか、この日大ノ沢を滑った様子はありませんでした。
環状道路の除雪があったから振子沢へ行く人が多いのかな。
右岸側は大きな雪の尾根。
空には飛行機雲が作ったエックス。
少し左寄りで下りていて、高さのない左岸稜が近いのでよく見えます。
絶妙なバランスで崩れずに残っている天然ジェンガ。
大山という山ははこんなかんじです。
ミニチュア版の槍尾根ですねー。
大ノ沢を眺めるとこのピナクルは遠くからでもよくわかります。
大ノ沢のシンボル的な尖塔です。
根っこにワイヤーで何か吊られているようです。
これだけ大きな沢ですから雪崩の危険があります。
小石が原因と思われる点発生表層雪崩の跡が見られました。
雪が腐りつつあり、堰堤が近いあたりではだいぶ足をとられました。
雪はシャリシャリでスカスカ、融けた水はたぶん下を流れているでしょう。
そんな時は上の重みに耐えられずに全層で崩れるのでしょうか。
下部ではだいぶ左の小尾根へ逃げるように下りました。
積雪期は好みや状況によっていろんなルートをとれる大きな沢でした。
今度は登りで歩いてみたい、来年。
べるささん、すなぞうさん おつきあいありがとうございました。
昨年1月の大山です。
大ノ沢は正面大山見て中央やや右の大きく抉れた谷筋です。
上部は左右に屈曲しています。
さらにアップにすると、ピナクルがよくわかります。
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