大山大ノ沢

ふりふら

2017年04月02日 13:52




正面大山を見るとひときわ目立つ大きく抉れた沢が大ノ沢です。


今回はここを下りてみます。


快晴の午後、青空はさらに深く濃い青色でした。


左岸稜、草もそろそろ顔を出し始める。


少し遅い時間なので、BCでここを降りる人はもういないらしい。

というか、この日大ノ沢を滑った様子はありませんでした。

環状道路の除雪があったから振子沢へ行く人が多いのかな。


右岸側は大きな雪の尾根。

空には飛行機雲が作ったエックス。


少し左寄りで下りていて、高さのない左岸稜が近いのでよく見えます。


絶妙なバランスで崩れずに残っている天然ジェンガ。

大山という山ははこんなかんじです。


ミニチュア版の槍尾根ですねー。


大ノ沢を眺めるとこのピナクルは遠くからでもよくわかります。

大ノ沢のシンボル的な尖塔です。



根っこにワイヤーで何か吊られているようです。


これだけ大きな沢ですから雪崩の危険があります。

小石が原因と思われる点発生表層雪崩の跡が見られました。

雪が腐りつつあり、堰堤が近いあたりではだいぶ足をとられました。

雪はシャリシャリでスカスカ、融けた水はたぶん下を流れているでしょう。

そんな時は上の重みに耐えられずに全層で崩れるのでしょうか。

下部ではだいぶ左の小尾根へ逃げるように下りました。


積雪期は好みや状況によっていろんなルートをとれる大きな沢でした。

今度は登りで歩いてみたい、来年。



べるささん、すなぞうさん おつきあいありがとうございました。









昨年1月の大山です。

大ノ沢は正面大山見て中央やや右の大きく抉れた谷筋です。


上部は左右に屈曲しています。


さらにアップにすると、ピナクルがよくわかります。









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