諸寄東西洞門

ふりふら

2013年05月23日 20:22




GW、北風とうねりで湾内から外へ出られなかった諸寄海岸。

しっかり海の予報もチェックして、(たぶんきっと)間違いなく大丈夫!

・・・と自信をもって諸寄の海へ再チャレンジしてきました。




ほんとは仕事だったんですが、これは貴重なベストコンディションなんじゃないかと、

歯医者もキャンセル、仕事の予定も変えて、夜19時前に出発。

やっぱ慌てて出ると案の定です・・・・車中泊用のシュラフ忘れた。

20時閉店の津山のヒマラヤにぎりぎり滑り込んで、なんとか1個購入できました。

車中泊はオアシス広場で。

この時期にしては暑くて、シュラフはなくてもよかったくらいでしたが。




朝。静かです。

海況がひどいと波の音が車の中でも聞こえてくるはずなので、穏やかだなと確信。

準備をして諸寄へ移動します。

塩谷の浜から出艇。凪いでるので乗り沈降り沈も心配なさそう。

とても静かな海です。といってもここはまだ湾内。


前回の休憩ポイントをあっさり通り過ぎて、大振島を越えたあたりからうねりが大きくなりました。


それでも風も弱く、波周期も大きくないのでびびるほどではありません。

1.5kmほど漕いだところで大きな洞門へ到着。



これが『東の洞門』のはず、ちょっと自信がない。

というのも、ウィキペディアによると以下のとおり。

1600万年前の火山活動により噴出した玄武岩質安山岩の海蝕洞である。
入口の幅が20m~25m、長さ60m、高さ15mという規模で、このような大型の整った典型的な型の貫通洞門としては
学術的価値が高いとされ、県の天然記念物に指定(1990年3月20日)された。
洞門入り口の岩壁の高さは120mあり、その隣の千賊断崖は高さ180mの大断崖で、
ともに「千賊断崖と諸寄東洞門」として山陰海岸ジオパーク百選に登録されている。


そんなにでかかっただろうか?と半信半疑。

でもま、これが『東の洞門』ということにしておきます。


ここで折り返して、洞門手前のロックガーデンを散策。

様々な岩壁・奇岩に目を奪われます。岩大好きです。





ちょっとランの様子がおかしい。

口の周りをずっとぺロぺロ舐めている。吐く前兆です。

塩水舐めたか、糞づまりかどっちかです。この子は船酔いしない。

こないだの浜でちょっと休みます。


・・・と、目に入ってきたのは赤い海。きもちわるっ!

赤潮です。急に暑くなったからでしょうか。



しばらくワンコたちを遊ばせてやります。





どうもランは糞づまりだったようで、すっきりしたら元気になりました。




さて、海況的には申し分なかったこの日ですが、おかしいな、予報じゃ快晴じゃなかった?

すぐ晴れてくると期待してたのに、どうもこのままらしい。黄砂で霞んでるし。

ワンコを車で待機させようか迷ってるうち、気温だけはどんどん上がってきてるので

このままワンコ乗せて西へ向かいます。

消波ブロックの外側ですが、ここらへんが一番穏やかでした。


湾を横断後、すぐに現われる西の洞穴群。穴だらけですね。


この岩なんて上の方は剥がれ落ちそうです。


大きな洞穴、そばに寄ってみます。



水が青いです。


水路のようになってロックガーデンはさらに続きます。



狭い水路を西へ最奥まで行くと小さな洞門が。


小さくて無理だと思いましたが、近づいて行くとカヤックで通り抜けるのにちょうどよいほどのミニ洞門でした。


元気になったランは壁が近くてそわそわ。


通り抜けます。


西の洞門というのは、洞穴群のことだと勘違いをしていました。

これもウィキペディアによると、入口の幅5.5m、長さ7mの海蝕洞である。

ということでこの背の低い海蝕洞が西の洞門ってことでした。


ひとまず東西の洞門をGETできました。

先ほどからゆみさんが船酔いの様子。

行きにスルーした洞穴群を見ながら戻ることにします。

崩落箇所。


この洞穴の中も。


今頃晴れ間が出てきてちょっと悔しい。


鼻の穴のような島(岩)。


左右で繋がってるミニ洞門。

中は冷んやりしています。




7kmほどのショートツーリングですが、この距離の中に山陰の魅力が凝縮されてるようなエリアです。

またゆみさん船酔い発症と、海は相性が悪いんですが、それでもこのコースはやっぱりおもしろかった。

諸寄の海水浴場ははやくも海開きのようです。

週末はキャンプにマリンジェットにと賑わうところのようですから、平日がおすすめです。



居組の方へでも移動して自分だけでも漕ぐか~と思っていたんですが、

ちょっと風が出てきて涼しくなったので撤収。



撤収後に空が晴れてきました。

くそぉ・・・。





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