2019年02月19日
大山(大ノ沢左岸稜~六合西沢)
2月18日 大山大ノ沢左岸稜から弥山まで行ってきました。
雪の少ない冬ですが、ほどほど雪はついています。
こんなもんかなあと思いつつ歩を進めていきます。
締まりのない湿った雪はいつまでも沈むので、ズボズボの雪と格闘しながらの登りで大苦戦。
霧氷ゾーンに入ってもゆるい雪です。
森林限界までずっとそんなかんじ。
体力温存を心がけていたのに作戦通りいきません。
ここからという頃には、まあまあくたびれ果てていました。
横に右岸稜の前衛峰、沢の中には巨大尖塔が見えてきました。
右岸稜のほうが標高の分はやく頂上台地に上がれます。
左岸稜はこの果てしなく続くような登りがしんどかった。
ほんっとに大ノ沢は大きい!
これは横手口沢側。
右のコブ状は横手口沢の岩稜。
そろそろ登りも終盤。いよいよというか、あんま変わらないというか・・・。
この頃には両足攣りまくり、斜度も緩くなって一番気持ちよいところなのですが、
まあなんとも情けないふらふら歩きです。まったく進まない(笑
絶景を眺めながら回復を待ち、5歩進んでは足が攣るような・・・
山頂小屋が見えてきた。
午後、みなさんそろそろ下りる時間なので、この天気だけど人影少なめ。
一歩一歩ヨチヨチではあるが、何とか辿りつけた。
もうだめ。ひっくり返ってひと息。
ああ、寝ちゃいそうだ。
左岸稜は上のほうにいくつかコブがあって、何度もだまされた!?気がする。
いつものように記念にパチリ。
風が出てきたので、温かいスープを少し口にして、
まだ回復はしてないけど下山にかかる。
左手に大ノ沢。大きな口を開けている。
剣ヶ峰は9合目で横から眺めるだけ。
登山者の数は少ないが、外国のグループを数組追い越す。
この時2組のグループのいずれも女性。
滑って落ちてきたので、ザックをキャッチ。
2度も滑り落ちる人をつかまえた。
仲間内でギャーギャー言ってて、お礼とか言われたかなあ?
まあいいけど。
なかなか下山時は詰まってきて渋滞気味で、待ってると自分の足がもたなかったので、
六合目から誰もいないであろう西斜面へ逃げた。
どうやらここが六合西沢だったらしい。
雪はわりと深くて、泳ぐような深いさらさらの雪は時に腰まで。
ザクザク調子に乗って駆け下りると、脛あたりポキンと折れそうだった。
でも疲れた中でも快適さくさく下山、ここは使えるかも。
時間かかったけど、なんとかギブアップせずに完遂。
ちょっと鍛えないと、こんなんではだめだと反省しました。いまちょっと足腰鍛えてます!