2017年04月22日
剣谷と三鈷峰
4月18日 中の原スキー場から入って宝珠山~下宝珠越~剣谷へ。
前夜は豪雨。前線の通過時刻に山の中を走っていました。
前が見えないほどの雨で道を間違え、家を出て2時間、早くも帰ろうかという気持ちになってしまいます。
いつもの道に出てほっとする。気をとり直して大山へ向かいます。
朝、晴れると思ったけど小雨。
このほんとに降るか降らないかはっきりしない空模様のせいで、結局スタートしたのは11時。
前夜入りしなくてよかった。なんなら少し仕事してからでもよかったかな。
下宝珠越から装備を変えて剣谷へ下降していく。
小雨がぱらついて、風も吹いている。今日はカッパだ。
下降してしばらくすると宝珠越の道標が見えてくる。
その手前の沢を渡渉するものだと思っていろいろ工作してみるが、
踏み抜いて抜けられないことなど想像すると、まあ無理することもない、目の前のこの沢を上がっていけばいい。
どっちみち初めて歩くところだ。
前夜の雨もあって凄い流れになっています。
この沢を行くと、もしかしたらすぐ宝珠尾根に乗っかるかもしれないな、とか考えつつ進んでいくと
三鈷峰が見えてきた。どうやらここが剣谷でよかったらしい。
新しそうな崩落の跡が確認できます。
これも豪雨の影響か、こぼれてしまったような跡が長く伸びていた。
三鈷峰の壁が近く、迫力ある風景が続いているが、
ここはやはり晴れた日に全容を目の前で見てみたい。
転がっている土の塊をピッケルで突いてみたところ、非常に固く、これはほぼ岩でした。
土壁だという認識でいたのだけど、脆い岩壁なのだろう。
ガレ場ではともかく、雪の上では音もなく転がってくるので十分注意したい。
雨は降ってるような降ってないような、そんな程度になりました。
ガスに覆われて来た方向は真っ白。
上も視界不良になってしまった。
これではルートも判別できないし、落石や崩落にも注意が行き届かない。
しかたなく、どこかで宝珠尾根に出ればいいかと、進路を右へ右へととることにします。
ほどなく、中宝珠越の道標が見えてきた。
思ったよりずっと近い(低い)場所にそれがあったので少々拍子抜けしてしまいました。
簡単に昼飯を口に入れて、様子をうかがうことにした。
今日は雨に濡れて寒いし、視界は悪いし、時間も遅れ遅れでいいことがない…
セルフで写真撮ったりしてる時に、大きな崩落音が2回しました。
音から規模を想像するのは、場所が近いだけにキモチワルイ…
上を目指すのはやめて、今日は元谷へ降りることにしよう。
また来ます三鈷峰。
Posted by ふりふら at 21:59│Comments(0)
│大山