2018年09月21日
沢登り 那岐山淀川本谷左俣
ちょっと忙しかったので、ソロでの沢登りは今年初。
今夏は10回以上沢行ってるけど、単独というのはドキドキします。
絶対に怪我をしない、滑落しない、コケない。
熊・蜂・蛇・ダニも対処をする。
五感を研ぎ澄ます。
鳥のさえずりと水の音。
左手でわんこ用のクリッカー、右手にはゴルジュハンマー。
深呼吸して入渓。コケませんように・・・。
那岐山の沢は倒木で荒れてるイメージなんですが、慣れたのかそれほどでもないかもしれない。
水はきれい。
できたらもう少し陽が当たるようだとさらにいい感じに思えるかな。
そんな中で、しばらくして出てくるレイソルの滝は
別名太陽の滝。陽が当たって輝いています。
滝下には小さな虹を携えている。
きれいな滝です。
記録ではだいたい左側を登られるようですが、右側も難しくなさそうだったので、
ロープ設置後、一度懸垂で下りてから挑戦してみる。
右側の流れをシャワークライムしたいのに、目が開けられず、つい左へ寄っていってしまう。
何度もやってみるが、ずっとこの水量で頭をたたかれ続けて、身体が冷えてくると
もたないです・・・。
しっかりルートを見て、アッセンダーをセットしてる間にルートを見失います。
なんだかんだで5回目、ちょっとインチキ、ロープをごぼうで這い上がり、もう勘弁!ということでここはおしまい。
この水圧は、はたから見るよりずっときついんです。
ここだけで一時間かけてしまいましたが、これはこれで楽しかったです。
まあまあ凍えています。ほとんど水に打たれてましたから。
ぎりぎりまで左俣か右俣か迷いましたが、
このレイソルの滝で小一時間遊んでしまったので、より難易度の低い左俣を遡行することにしました。
この後、5m~7mくらいの滝がいくつか出てきますが、
これだけシャワーやったので、ガンガン直登していきます。
単独なので、それはもう慎重に丁寧に。
手がかり足がかりが豊富で、わりとどの滝も労せず登れました。
流れが枯れてしばらくの藪漕ぎ。
ある程度冷えたおかげで、このあたりではまだあまり汗をかくこともなかったです。
昨年西仙沢やったときに出た場所とほぼ同じところ(稜線)に出ました。
秋雨が続く中の貴重な晴れの日、山頂には3名おられただけでした。
少し休憩して、気持ちいい風を感じながら下山しました。
那岐山の下山はなんかいつもきつい気がするなあ、今回も足にきました。
わいわいやる沢登りも楽しいけど、時々一人で歩くのも
慣れすぎないためにはいいことだと思いました。