2021年06月14日
沢登り 中林川本谷
中林川の本溪を遡行しました。
登山口手前で崩落していた道路が復旧しています。
きれいなトイレのある登山口。
天然の水道で手や顔を洗ったりできるので助かります。
今回は本溪遡行と左の支流の下見なので単独です。
熊、小動物、滑落に注意していきます。
登山口からすぐ、だいぶ朽ちている橋を二本越えると、左正面に巨大な中林の滝。
とてもきれいな上品な流れの滝です。
この滝は右の登山道で巻き。
両足とも疲労骨折気味なので、負荷がかからないように今回はポールを使いました。
雪山の要領で腕荷重なので全く息が上がりません。
去年は体重のせいか、沢を詰めて水が枯れる頃には熱中症の症状が出ていて沢登りがしんどかった。
今夏は10キロ落としてるので、身軽です。
それでも自分の身体がまだ信用できないので、ペースはゆっくりゆっくり。
15分ほどで二ノ滝。
これも大きな滝。15分ほど写真撮ったりの休憩。
二ノ滝前を左へ抜けて行くと右上から小さな流れ、そこをあがって右上の小尾根を越えると二ノ滝の落口。
木を使って降りていくと、わかりづらい三ノ滝。
木の上の方に名札がある。
一ノ滝、二ノ滝に比べると大きさが違いすぎて比べるのはかわいそうです。
5分ほど進むと堰堤があります。右側は作業道の跡か。
堰堤はさらに2基。
その上に6mほどの幅広の滝。
今回は行動距離があるので、全体通して機動力のあるラバーソールです。
ぬめる岩肌は承知の上だったのですが、思った以上のぬめりで踏ん張りが効きません。
このくらいの滝ですが、危険回避で巻いていきます。
本溪は中林の滝二本を除いては大きな滝はありませんでした。
5mくらいの滝が2、3本出てきて流れは終わります。
いずれも水線は避けて脇を登りました。
このあと沢は分岐しますが、泉山本峰へは笹藪こぎが大変そうなので、
中央峰との鞍部を狙っていきました。
なかなかの密集具合で、何度か罠にひっかかったような状態でひと息つきます。
15分ほどだらだらと笹をかき分けると稜線へ到達。
がんばれば10分ほどで抜けられそうです。
ただ腕は傷だらけ・・・。
そこそこ風があって、陽射しは気持ちいいくらい。
100mほど東へ行って久しぶりの山頂へあいさつ。
こんな気持ちいい日に貸し切りでした。
泉山は本峰と中央峰井水山と3つのピークがあります。
反対方向の井水山を経由して、
天の川コースを下山します。
蒸し蒸しするほどの時期でもないので、日陰は冷んやり涼しい。
急傾斜の道をどんどん降りていくと
巨大な黒壁、火の滝が見えてくる。
大きな滝だけど滝壺はない。
1枚自撮り。
火の滝から下はコースから外れて沢を偵察、沢を下ることにしました。
中林の滝下流で二俣に分かれている支渓になります。
細く暗い沢筋ですが、
3~5mの登れる小滝が多数、形も様々なものがあって
沢を登っていくには簡単で楽しいかもしれない。
天の滝がおもしろそう。
上段下段に分かれていて、いずれも登れそうです。
上下ともさらに小滝が続いており、ここも含むとなると天の滝は20mくらいあるのかな。
またじっくり時間をとってやってみたいところでした。